浜田車庫

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広島と島根県西部は古くからつながりが深く、昭和9年に省営バスが広島市と、島根県西部の中心地である浜田を結ぶ広浜線を開業させたあと、両端でバスを運行する広島電鉄と石見交通がそれぞれ同経路で参入しようとしましたが、認められませんでした。その後、2社が持つ免許を組み合わせた別ルートでの運行が認められて新広浜線が昭和34年に生まれ、浜田経由で江津と有福温泉に、のちに益田へも乗り入れました。広島電鉄は江津、益田に車庫を置き、有福はもともと石見交通が担当していましたが、途中広島電鉄も担当するようになりました。 その後、平成3年に新広浜線・広浜線が統合され、高速載せ替えされて生まれたいさりび号は、浜田系統、有福系統のみとなり、有福系統2往復は広島電鉄有福車庫が現地出退勤で運行するようになりました。
しかし有福系統は平成28年度末に広島市が運営していた被爆者向け療養所が無くなったことで廃止され、有福車庫が担当していた2往復は浜田駅発着に短縮されました。その際、浜田に営業所がある石見交通に持ち替えられるかと思いきや、同時に車庫も浜田駅まで10分もかからない場所にある、浜田工業団地内の現在地へ移転しました。この土地はもともと駐車場だった場所を賃貸しています。浜田側に車庫が残った理由はおそらく、現地出退勤だったため現地雇用の乗務員がおり、解雇するわけにも、転籍させるわけにもいかなかったためでしょう。有福車庫のころは2台でしたが、現在は3台が駐在しているようです。
広島電鉄は地盤である広島県西部以外にも長距離路線をいくつか持ち、島根県内では有福のほかに三瓶と、先述の益田・江津に、山口県内では本郷、坂上、岩国、錦帯橋に車庫を置いていましたが、いずれも廃止されて今では県外車庫はここだけです。

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休憩所はプレハブ。

撮影:2017.12

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by hirobus2012 | 2018-02-05 17:59 | バス車庫_島根県 | Comments(0)