龍野車庫
2022年 07月 18日
龍野藩5万石の城下町、龍野は、赤穂の塩と内陸部の大豆、そして揖保川の水を活かした薄口醬油の生産で有名で、関西圏では知らない人はいないであろう、ヒガシマル醤油の本社も立地しています。また、揖保乃糸の生産者でつくる兵庫県手延素麺協同組合の本部や、重伝建に指定されている龍野の街並みなど、姫路には及びませんが商工業、観光資源も多く、かつ姫路へも25%通勤圏内であり、人口減少が続くとはいえ今でも7万人超の人口を抱えています。
しかしながら、無料の姫路バイパスや、高速化された姫新線の影響もあってか、バスの存在感はあまり高くなく、かつては神姫バスが市街の近くに乗り場を、郊外に営業所を置いていましたが、営業所は平成9年に神姫観光バスへ譲渡され、路線バスの車庫は乗り場へ移転、乗り場にあった乗車券発売所も、週3日への営業日縮小を経て、平成30年の休止から一度も復活していません。
現在は神姫バス籍で6台が駐在し、5時台から運行される龍野-姫路線で運用されています。乗り場にはこの路線のほか、ウエスト神姫が運行する山崎・龍野-ダイセル(網干)線が乗り入れており、龍野始発便もありますが、ウエスト神姫のほうは山崎から回送してくるそうです。
撮影:2016.10
修正:2022.07
by hirobus2012
| 2022-07-18 23:23
| バス車庫_兵庫県
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