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汁付車庫

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津と伊賀上野を結ぶ伊賀街道の中間地点には鈴鹿山脈が横たわっています。現在の国道は2kmの新長野トンネルでそれを一気に抜きますが、かつては峠を越えなければならず、トンネルの長さからわかるように街道随一の難所となっていました。また、鈴鹿山脈は伊勢国と伊賀国の国境でもあったことから、峠の両側には街道に沿って町が形成され、伊賀側が阿波、津側が長野と呼ばれていました。
宿場町でもあった阿波集落は峠から8kmほどの場所にあり、峠の近くまでは川に沿って農地が広がり、ちらほらと家が建っています。汁付はその中で最も峠に近く、伊賀側から見れば最後の集落にあたり、バスの終点として相応しい場所といえるでしょう。なおもともとは阿波自動車なる地場のバス会社が始めた伊賀市街ー阿波の路線が始まりだったようで、汁付まで延伸されてからも路線名は阿波線となっています。
現在は2台が駐在しているものとみられます。

撮影:2015.01

by hirobus2012 | 2017-08-27 22:55 | バス車庫_三重県 | Comments(0)

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