三成営業所

現在、奥出雲町の役場が置かれている三成ですが、もともと米の生産が盛んであった奥出雲では平地が少ない三成は近世まで見向きもされない場所でした。近世初頭になって松江藩が米の集散地として船着き場を置いたことでようやくスタートラインに立ち、次いで郡の中央に位置する立地の良さが幸いしたのか、郡内各地への街道が建設されて交通の要衝となり急速に発展しました。近代に至っては、警察署や郡役所などが置かれて郡内の政治の中心地となり、さらなる発展を遂げ、現在もショッピングセンターに県の出先機関、総合病院があるなど地域の中心地であり続けています。
三成営業所は、山と川に挟まれた三成市街地の北のはずれにあります。先述の通り、仁多郡の中央にある立地の良さを生かして郡内一畑バス路線をすべて管轄し、また木次方面など郡外との連絡幹線も受け持っていました。しかし平成8年には一畑バスの手を離れて、郡内のうち旧・仁多町の路線を引き継いだ仁多交通へ移管、同社の本社営業所となり、残る旧・横田町の路線も平成17年の合併時に日ノ丸自動車から引き継いで奥出雲交通の本社となり現在に至ります。仁多交通と日ノ丸自動車への分離の影響はいまだに残っており、当営業所では現在でも仁多交通が管轄していた旧・仁多町の路線のみを担当し、残りは横田車庫が担当しています。

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全景。通路を挟んで車庫が向かい合っています。

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事務所。敷地が狭いため一階も3台分の車庫として利用されています。整備もしていたと思われますが、現在痕跡は見当たりません。

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事務所の一角は待合所になっています。

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向かいの車庫はちょっと広く、5台分。この裏手にハイエースだけの第二車庫があります。

撮影:2013.05

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by hirobus2012 | 2017-08-21 15:53 | バス車庫_島根県 | Comments(0)