笠木車庫

c0316957_20231354.jpg
山中の木造車庫から、早朝バスが出ていくシーンって最高だと思うんですよ。これだけのために深夜なにもない道を延々走る価値もあろうというものです。
笠木は奈良県の山村、黒滝村にある小さな集落です。谷底に肩を寄せ合って家が建つ谷垣内と、斜面を切り開いた農地の多い峯垣内の2つの地区から構成され、車庫は国道の通る谷底にあります。笠木より先は今では道路改良が進み、トンネルを2本抜ければ10分足らずで天川村へ届きますが、かつては30分以上かけて2つも峠を越えなければならなかったようで、笠木車庫での泊まりが出来たのも納得できます。ただ、現在は天川村の洞川車庫までもそれほど遠くはなくなったので、笠木でなく洞川で泊まってもいいような気はします。
現在はリエッセ1台と乗務員1名が夜を明かします。奈良交通も泊まり勤務はだいぶ減ってきたようですし、木造車庫でとなるとさらに希少な存在でしょう。造られたレトロもいいですが、連綿と続いている歴史の重みは別物の良さがあります。今後とも続いてほしいものです。

c0316957_20231565.jpg
車庫。

c0316957_20231494.jpg
宿泊所。

撮影:2016.06

[PR]
by hirobus2012 | 2017-07-06 20:55 | バス車庫_奈良県 | Comments(0)

2018.09.12 これまで営業所と附設の車庫をまとめて「営業所」として紹介してきましたが、以後は本来の法令上の解釈に基づき、営業所附設の車庫についても「○○車庫」として紹介することとします。


by 二重谷鉄雄