迫西川車庫

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バスに乗っていればそこまで気にしないでしょうが、外へ出てみればびっくり。こんな鉄骨で耐荷重は大丈夫なのか!?と言いたくなります。
一時、某SNSで話題になった、「天空の車庫」と渾名される車庫が迫西川車庫です。おそらく製炭、木地など林業で生計を立てわずかに自給的農業を行っていたと思われる急斜面を無理やり切り開いた集落内には、なんとか道路をつけたもののバスが転回する土地はありませんでした。なにしろ、道路と同じ高さにある家や畑のほうが少ないくらいなのですから。しかも斜度があまりにもキツく、道路脇は実質崖になっているため、きちんと土を持ってきて固めようと思えば相当の資金が必要になります。この車庫は、こうした環境の中、苦肉の策として生まれたと思われます。
まあ、鉄骨を組んだ上に作るからといって出来ることが青天井になるわけでもありません。

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車止めはすなわち敷地の端。ちょっとでもバックで踏みすぎたらアウト。しかも敷地の奥行きはいっぱいいっぱいなので、常にリアタイヤは車止めに当たり、リアオーバーハングは宙に浮いています。

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そこまでしても、フロントは道路にはみ出ない程度で余裕はなく。また現地出退勤なので自家用車が置いてありますが、バスと自家用車で横幅はいっぱいいっぱい。
とまあ、いろいろギリギリなのです。

十津川村営バス西川線は十津川村役場に近いほう(下流)から西川大谷橋、小坪瀬、迫西川、湯之野とかつては4つの起終点がありました。湯之野が末端でしたが集落が無住となり、長期にわたり休止措置が取られています。なお十津川村営バスが始まる前、奈良交通が西川線を運行していましたが、当時は西川大谷橋止まりで、以遠は村営バスになってからだそうです。

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看板。

撮影:2015.11

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by hirobus2012 | 2017-07-01 23:02 | バス車庫_奈良県 | Comments(0)

2018.09.12 これまで営業所と附設の車庫をまとめて「営業所」として紹介してきましたが、以後は本来の法令上の解釈に基づき、営業所附設の車庫についても「○○車庫」として紹介することとします。


by 二重谷鉄雄