坂石車庫

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一目見たとき、イギリスのマンセル要塞を思い出しました。細い柱の上にハコが乗せられた形はとても印象的です。
肱川の支流がいくつも集まる坂石はかつて物資の集散で栄え、国鉄バス南予線の開通後には乗り継ぎ、乗り換え拠点としても重要な場所でした。かつては川沿いに集落がありましたが、昭和35年竣工の鹿野川ダムによって集落全体が水没することになり、山の中腹の水没しない高さへ集落、道路ごと移転しました。現在の坂石集落は山を削って造られた道路沿いに一列に家屋が並んでおり、その真ん中あたりに車庫があります。
車庫は必要最低限という言葉を意識せざるを得ない造りをしています。細い柱で支えられた宿舎の下にバスが入るようにし、宿舎だけでは屋根が足りないので屋根を伸ばしてカバーしましたが、壁が駐車スペースにはありません。駐在は1台で、右側の空き地で乗り換えが行われていたようです。
JR四国バスの撤退後は、宇和島自動車が引き継いで運行していますが、坂石での滞泊はありません。

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二階部分。延長した屋根に物干し台が載っています。

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階段。

撮影:2015.01

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by hirobus2012 | 2017-06-21 19:02 | バス車庫_愛媛県 | Comments(0)