大朝車庫

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中国JRバスは各地で一般路線からの撤退と長距離路線の高速道路載せ替えが進んでいますが、広浜線は広島ー大朝の60kmもの道のりを2時間かけて走る長距離路線として今も残っています。かつては広島から島根県の浜田まで走っていた広浜線は、本線だけで120kmを超えており、広島営業所、浜田派出所、そして中間地点の大朝派出所の3つの現業機関によって運行されていました。広島ー浜田だけでなく、広島ー千代田ー大朝の県内区間だけでも十分旺盛な需要があったため、大朝派出所の重要性は高く、二階建ての事務所、自動車駅、整備庫がそれぞれ別棟で建てられ、さらに洗車機もあり営業所と遜色のないレベルの設備水準でした。
そんな大朝派出所にも高速載せ替えの余波が届き、広浜線が高速バスいさりび号になったために広浜線は県境で分断、大朝派出所から出るバスは広島行きのみとなり、さらに大朝町自体の人口減少で広島ー大朝で競合していた広島電鉄、広島交通は撤退、残る広浜線も減便が続いています。
現在の滞泊は2台のみとなり、ほかの建物がすべて取り壊される中、唯一残された整備庫にバスと乗務員が泊まっています。

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整備庫の名残であるピット跡。

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整備庫の隣にある倉庫兼休憩所だった部屋で乗務員が泊まるそうです。

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2011年の構内。左が派出所事務所、右が自動車駅、中央奥に現・車庫があります。
当時はまだ電話帳に大朝派出所の名が残っていました。

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2012年の構内。現・車庫以外の建物は全部なくなりました。

撮影:2011.08 / 2012.08 / 2014.03

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by hirobus2012 | 2017-06-13 22:01 | バス車庫_広島県 | Comments(0)