花園車庫

高野山の社領で花の栽培をやっていたから花園。安直ではありますが、案外地名の由来なんてそんなものです。有田川の最上流に位置し、川を下るよりも高野山へ上がるほうが近い旧・花園村は、有田川の流域に集落が点在しており、旧役場などのある中心地、梁瀬集落は村内では最も下流に位置しています。集落は有田川を挟んで別れており、起終点でもある花園バス停と車庫は、両岸を結ぶ橋のたもと、旧役場のすぐ近くにあります。かつてはタクシーの配置もあり、さらに事務員がいて営業所と称していたようですが、タクシーも事務員もいなくなり、バスがいるだけの車庫となりました。
現在は花園ー藤並(花園線)のマイクロバス1台と、花園ー高野山(高野線)のワゴン車1台の計2台が駐在しています。花園線は本社営業所(金屋口)出勤の花園泊まり勤務、高野線は花園在住の乗務員が現地出勤で対応しているそうです。2006年までは、これに加えて花園ー和歌山のマイクロバス1台の駐在もありました。徒歩交通が主流だった頃はともかく、自動車が発達してからは高野山への道が険しいこともあり金屋口など下流との交流が深くなったのでしょう。なお平成の大合併では、道路改良とトンネルの開通によって時間距離が大幅に近くなった、峠の向こうのかつらぎ町と合併しました。

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マイクロバスがちょうど3台入る大きさ。

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事務所。電話番号が大書してありますがたぶん今は通じません。

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看板。

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花園ー高野山の高野線で運用されるワゴン車。高野山が世界遺産に登録されるまでは高野山で働く花園村住民の通勤手段として重宝され、片道1000円と高額で、60分もかかる長距離路線ですがいつも満席だったそうです。

撮影:2015.07

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by hirobus2012 | 2017-06-12 20:25 | バス車庫_和歌山県 | Comments(0)